「乳幼児医療証」という名前を見ても、何に使う証なのか、申請がいるのかすぐには分からないという方も多いと思います。出生や転入、保険の切り替えの場面で気になった方もいるのではないでしょうか。
地域情報メディア『とさこうちベース』のエリア担当ライター、シンタロウです。高知市内を車でまわる事が多く、役所の窓口や地域の窓口センターの場所もよく確認しています。
この記事では、対象になる人の見方から申請の流れ、医療機関で使うときの確認点、保険や住所が変わったときの届出まで、順番に整理していきます。
乳幼児医療証で助成される費用の範囲
乳幼児医療証は、健康保険に加入している子どもが医療機関にかかったとき、保険診療の自己負担分を助成してもらうための証です。入院と通院、薬剤の一部負担金が対象になります。
健康診断や予防接種など保険がきかない診療、入院中の食事にかかる費用は対象外です。助成される範囲とされない範囲は、思っている以上にはっきり分かれています。
対象になる人をどう見きわめるか
対象になるのは、高知市内に住んでいる中学生までの子どもで、健康保険に加入していることが条件になります。健康保険に入っていない場合や、生活保護を受けている場合は対象になりません。
未就学の子どもについては、保護者の所得や世帯の課税状況によって交付される受給者証の内容が変わり、毎年更新される仕組みになっています。ここは見落とされがちなところです。
- 対象になる方
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高知市内に住む中学生までの子どもで、健康保険に加入している方です。
- 対象にならない方
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健康保険に未加入の場合や、生活保護を受けている場合、児童福祉施設に入所している場合です。
出生や転入のあとに必要な手続き
子どもが生まれて健康保険に加入したら、受給者証の交付申請が必要です。保険に入る前に申請しても受け付けてもらえないので、順番には注意しておきたいところです。
わたし自身、三人目が生まれたときに保険証の手続きを先に済ませてから窓口に行ったので、スムーズに終わりました。先に確認しておくと、当日に焦らなくて済みます。
お子さんが健康保険に加入したことを確認します。
健康保険情報や本人確認書類など必要なものをそろえます。
子育て給付課か地域の窓口センターで申請します。
申請のときにそろえておきたい書類
申請のときは、子どもの健康保険情報が分かるものと、保護者の本人確認書類、保護者と子どもの個人番号が分かるものを持って行く必要があります。出生による申請では子どもの番号確認は不要です。
- 子どもの健康保険情報が分かるもの
- 保護者の本人確認書類
- 保護者と子どもの個人番号が分かるもの
- 必要な場合のみ保護者の同意書
医療機関を利用する前後の確認事項
高知県内の医療機関では、マイナ保険証か資格確認書と、受給者証をあわせて窓口に出せば助成が受けられます。県外の病院では受給者証がそのまま使えない点には注意が必要です。
県外で受診したときは、いったん自己負担で支払い、診療月から二年以内に子育て給付課で払い戻しの申請をする流れになります。この二年という期間は覚えておいて損はないと感じています。

受給者証と保険証はセットでまとめておくと安心です
助成の対象にならない費用がある
見落としやすいのが、助成の対象にならない費用です。健康診断や予防接種のような保険がきかない診療、入院時の食事にかかる標準負担額は助成の対象外になります。
また、就学援助やスポーツ振興センターの災害共済など、別の助成や給付が優先される場面では、乳幼児医療証が使えないこともあります。すべてが自動的に助成されるわけではないんですよね。
健康保険や住所が変わったときの届出
健康保険が変わったときや住所が変わったときは、受給者証の記載事項変更届が必要になります。健康保険証の変更なら、新しい保険証の写しを添えて届け出る形です。
高知市内での転居なら住所変更の手続き、市外への転出なら受給者証を返す手続きになります。転出の場合、転出予定日の前日が有効期限になる点は覚えておきたいところです。
受給者証をなくしたときの相談先
受給者証をなくしたときや、記載内容を書き換えたいときは、子育て給付課か地域の窓口センターに相談する流れになります。新しい受給者証の交付には二から三週間ほどかかる場合があるようです。
更新の時期に見落としやすいこと
未就学の子どもの受給者証は、所得や課税状況の確認をもとに毎年更新されます。一月から九月の認定は前々年の所得、十月から十二月の認定は前年の所得を見て交付されるという仕組みです。
この時期のずれに気づかず、うっかり期限を過ぎてしまう方も少なくありません。更新のはがきが届いたら、車のダッシュボードではなく先に手をつける書類の山に置くようにしています。
高知市の公式情報を確認する方法
制度の対象条件や自己負担の扱い、必要書類は変わることがあるため、申請前には高知市子育て給付課のページで最新の内容を確認するのが安心です。電話での問い合わせにも応じてもらえます。
| 確認したいこと | 連絡先 |
|---|---|
| 制度全般、申請、変更届 | 高知市子育て給付課 |
| 住所変更や返却の窓口 | 地域の各窓口センター |
制度がそのまま使えないケース
健康保険に加入していない場合や、児童福祉施設に入所している場合、生活保護を受けている場合は、乳幼児医療証の対象にはなりません。個別の事情によって扱いが変わるケースもあります。
小児慢性特定疾病医療など別の公費負担制度を利用している場合は、その制度が優先され、自己負担分をこちらで補う形になることもあります。ケースごとに確認が必要な部分だと感じています。
高知市で暮らすなかで感じること
乳幼児医療証は、名前だけだと分かりにくい制度ですが、対象や手続きの流れが分かれば身構えるものではありません。今週末、受給者証と保険証を同じ場所にまとめておくだけでも、次に病院へ行くときが少し楽になります。
わたしの家にも子どもが三人いて、保険や受給者証の管理は正直ばたばたしがちです。だからこそ、書類は一か所にまとめて、更新のはがきが来たら早めに動くようにしています。
みなさんも、まずは受給者証と保険証をひとつの場所にまとめておくところから始めてみてくださいね。それだけで、次の外出や通院がちょっと軽くなったらうれしいです。













